練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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平成18年度の光八退職者数

昨年11月までに7名の常勤保育士が退職し、練馬区が光が丘第八保育園(光八)を受託するピジョン株式会社に対して、12月5日、極秘のうちに「改善要請」を出していたことは、以前にもお伝えしましたが、平成18年度中の常勤退職者は結局9名で、短時間保育士その他の総退職者数は26名になることがわかりました。もう一人の原告の情報公開請求により、明らかになりました。

練馬区は2月26日の練馬区議会予算特別委員会で、常勤7名、その他を含めると計21名が退職した旨、報告していましたが、その後1ヶ月の間にさらに退職者が上乗せされたことになります。



平成19年5月9日
健康福祉事業本部
児童青少年部保育課

委託園退職者職種別一覧(平成18年度)

1 光が丘第八保育園

園長;1
保育士;10(異動者1を含む)
調理;4
事務;1
非常勤(短時間保育);10
非常勤(短時間調理);1

2 向山保育園

短時間職員(保育士);11
短時間職員(調理);1
短時間職員(環境衛生);1

3 石神井町つつじ保育園

園長;1
保育士;4(異動者1を含む)
調理;1
用務;1
非常勤(保育士);16(異動者1を含む)
非常勤(調理);1

※非常勤(保育士)は、夏季短期アルバイトを含む。
 保育士の異動者1は常勤から非常勤への異動
 非常勤(保育士)の異動者1は事務局への異動

4 東大泉第三保育園

保育士;5(異動者1を含む)
栄養士;1



これらのデータから見ても、光八の退職者数は際立っていることがわかると思います。

5月13日付の新聞折込求人広告に、ピジョンが保育士を募集する記事が掲載されていました。今年度に入っても退職が止まらない事実が、少しずつ明らかになってきています。

光八の退職者数は、実態としてはこの数字より多いのではないかという推測があります。というのは、光八で休職扱いになっている保育士を、ピジョンが区内の認証保育園他にいったん異動させた上で退職させているという裏情報を、原告らは得ているからです。実態はわかりませんが、光八の深刻な状況が続いているということだけは、確かなようです。

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光八の第三者評価

ピジョン株式会社に委託された光が丘第八保育園(光八)の、第三者評価の結果が出ました。平成17年(委託前)と平成18年(委託後)の評価です。

区直営の時と委託された後でどれだけ園が変化するかを検証する材料として、光八の保護者が2年連続の実施を要求していたものです。

委託前と委託後で、保育園はこんなに変貌するんだと考え込んでしまう結果です。以下リンクでご確認下さい。

平成17年度評価結果(委託前)
評価機関=株式会社生活構造研究所
2005年5月25日~2005年9月20日調査実施

平成18年度評価結果(委託後)
評価機関=株式会社生活構造研究所
2006年10月30日~2007年3月29日

※福祉施設第三者評価については、コチラ

「サービス分析結果」は、直営時の評価はA+が20項目中9項目。Bが1項目だけあって、あと10項目がAの評価でした。一方、委託後は19項目すべてがA。A+は消えました。
※委託後に保育士の大量退職を招くなど、混乱を極めたピジョンの運営が「A」と評価されています。第三者評価というのはこういうものだと認識しておいてください。

「利用者調査結果」(アンケート)の主だったものを、以下に拾い上げてみます。

Q.散歩等で戸外に出る機会が多いですか?
「はい」の回答 直営時86.1%→委託後60.9%

Q.お子さんの発達に合わせた豊かな感性を育む活動・遊び等が行われていますか
「はい」の回答 直営時90.3%→委託後65.2%

Q.保育士や他の職員の保育姿勢や対応はだいたい同じ(ばらつきが少ない)ですか
「はい」の回答 直営時76.4%→委託後39.1%

Q.お迎え時に、お子さんの様子について話がありますか
「はい」の回答 直営時76.4%→委託後44.9%

Q.保育園で起きた事故・けがに対して、責任を持って対応していますか
「はい」の回答 直営時69.4%→委託後53.6%

Q.お子さんが生活するところは落ち着いて過ごせる雰囲気ですか
「はい」の回答 直営時75.4%→委託後63.8%

※笠本コメント
委託されてからは、お散歩に出る機会が減ったり、保育内容が子供の発育に合わせられなくなったり、保育士によって対応にばらつきが出たりしている様子が窺えます。
練馬区は「保育の質は下げない」と何度も言明してきましたが、実際の結果は上記のとおりです。当たり前といえば当たり前ですが、光八は全く別の園に変貌してしまいました。光八では、この結果を受けて、ある保護者が別の園に転園することを決めたそうです。でも転園先は延長保育を実施していなかったので、奥さんがフルタイムの仕事を辞めて、パートを始めたとか。保育園を委託化するという施策は、何となく行革っぽくって世間受けもいいのですが、その実態をぜひ直視していただきたいと思います。

第6回口頭弁論のご案内

原告の笠本です。以下ご連絡いたします。


平成18年(行ウ)第305/306号
練馬区立光が丘第八保育園業務委託契約無効確認等請求事件
第6回口頭弁論

日時;6月1日(金)10:30~
場所;東京地裁708号法廷
交通;
 東京高等裁判所・地方裁判所・簡易裁判所合同庁舎
 住所:〒100-0013 東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
 日比谷線・丸ノ内線 霞ケ関駅下車A1出口徒歩約1分
 有楽町線 桜田門駅下車徒歩約4分

※傍聴の手引きは、コチラです。


前回3月14日の弁論で、原告が代理人を立てる旨を裁判所に伝えたところ、打合せ等に要する時間を2ヵ月半ほどとってくれました。

この間に代理人としての主張をまとめるよう求められたので、今回の弁論では、その宿題をできたところまで提出する予定です。

それと今回は、原告による意見陳述を求める予定です。

実は、代理人から「原告両名が何者で、なぜこの訴訟を提起したのかを明らかにした方がいいんじゃないか」と指摘を受けました。

そういえば、書面の中でも口頭でも、法廷でそのことに触れたことはなかったなぁと気付かされました。なにしろ自分たちの主張をまとめるのに精一杯でしたので。。。(^^;

そんな訳で、今回あるいは次回に原告両名が証言台に立つ光景が見られるかもしれません。ぜひ傍聴にお越し下さい!

車止め続報

またまた保育園問題から外れますが、先日の車止め強制撤去問題の続報です。

練馬区は23日、100名くらいの職員を動員して、撤去作業にかかったようです。地元住民はそれを実力阻止しようと座り込みを続けているみたいです。

各局のテレビも取材に来ていたとか。

現地の様子は、池尻区議のブログで紹介されています。

プロローグ??

保育園問題とは直接関係はありませんが、志村区長と練馬の行政を象徴する出来事をひとつ、ご紹介したいと思います。

明日22日午後1時から、臨時区議会が召集されます。テーマは、関越道側道にある車止め強制撤去問題です。通過交通を排し、近隣住民の生活環境と安全を確保しようと、1970年代から設置してある車止めを、今になって、練馬区は撤去しようとしています。それも議会の承認を得ないまま、区が独断で強行しようとしているらしいのです。笠本のわかる範囲で簡単に経緯を追うと・・・

1970年台初頭
この側道を通過交通のない生活道路にするという基本方針を、当時の土木部長が議会に報告。
2007年1月23日
区議会の環境まちづくり委員会で、現在の土木部長が、地域全体の意見交換の場を設けるなど、理解を得られるよう努力していく趣旨のことを答弁。
2月19日
同委員会で、同様の趣旨の答弁。
5月11日
土木部長名で、「5月23日に車止めを撤去する」という趣旨の「お知らせ」が、関係議員に届く。
5月18日
区議20名の連名で、臨時議会の召集を区長に請求。区長はこれを受け、明日22日に議会を開くことを決定。

※詳しくは、池尻成二区議のブログに記事があります。

撤去の是非について言いたいことはあるのですが、ここではグッとこらえて、手続き面にのみ着目して問題点を指摘したいと思います。

(1)嘘つき
今年1~2月の時点で土木部長が、住民と話し合いを進める姿勢を示していたことから、議会は事態の推移を見守ろうと、関連陳情を継続審議としていました。ところが事実として、そのような話合いの場は一度も開かれないまま、撤去だけが決定されました。
※5月8日に「全体懇談会」なるものを開いたという事実はあるようです。ですがこれ、町会役員など一部住民のみに案内を出し、車止め撤去に懸念を表明していた地元住民たちや小学校PTAなどは、全く蚊帳の外だったとか。それで練馬区は「住民の理解は得られた」と主張しているようです。

(2)タイミング
現在の区議の任期は、5月末までです。車止め問題に限らず、区政の問題は、6月からの新議会で審議されるのが、民主主義の趣旨に適うと思うのですが、現議会閉会中のこの時期を狙って、撤去を強行しようとしています。新しい区民の代表が登壇する頃には、既成事実だけが残ってしまうことになります。

(3)議会への姿勢
異例中の異例と言える任期切れ直前での臨時議会召集請求に対し、志村区長が決定した招集日は、撤去日前日の22日でした。これが何を意味するのかは、論を待たないでしょう。「ホラ、議会は開いたでしょ」とばかりに、23日の撤去予定を強行するぞという意思表示です。議会はダシに使われる訳です。


そりゃあ僕だって、今の議会に良心的な議員さんは少数派だとは思ってます。思ってますけど、仮にも区民の付託を受けて構成される議会を、ここまでコケにしていいのか。車止め撤去の是非とは別に、重大な問題です。

それにしても、今年1~2月時点と5月とで、練馬区の態度の豹変振りは、一体何なのでしょうか。この間にあった大きな出来事といえば・・・そう、選挙です。

もともと、自分の主義主張に反する声は話し合わずにゴリ押しするというのが志村流です。彼は、これを強力なリーダーシップだと本気で信じているようです。

こんな区長が先の選挙で再選されてしまったものだから、そのゴリ押し手法に拍車がかかってきたものと考えられます。

外環インター建設問題にしろ、僕らが取り組む保育園の委託化問題にしろ、いずれ同じようなやり方で仕掛けてくるのではないか。。。

車止め強制撤去問題は、練馬区が新たな暴走を始めるプロローグなのかもしれません。

得票数の教え

今さらという気もしますが、先の区長選の結果を受けて、思うところを言わせてください。まずは各候補の得票数から。

志村としろう  無所属 123,096
さめじま宗明  無所属  75,510
望月やす子   無所属  53,164

(保育園とは言わずに)委託化・民営化を進め、効率化を実現しつつサービスを向上させるとした候補の得票数
12万3000票あまり

公立保育園委託化の一時凍結ないしは反対を訴えた候補の得票数
12万9000票弱

保育園の民間委託を凍結ないし反対とした候補の得票数が、当選候補のそれを若干上回っています。一方、志村候補の得票は、保育園委託化を明確に訴えた結果ではありません。彼はむしろ、言及を避けていました。

再選した志村区長は、得票数である123,096区民の代表ではなく、70万区民の代表です。だったら、得票結果が教える現実を直視し、自らの政策を再検討するのが政治家の務めのはずです。

でも志村区長は、自身の実績が評価されたと勘違いして有頂天になっているんじゃないかと、気がかりでなりません。

折りしも、自民党が参院選に向けた業界団体の引き締め策として、同党への支援を数値化し、貢献度に応じて団体側の要望を政策に反映させる仕組みを導入することを決めたとのことです(朝日新聞報道より)。

世知辛い世の中になってしまいましたが、志村区長が、一部区民でなく全区民の声を真摯に聞く首長になってほしいと願います。無理か、あのジイさんには。。。

ゼロではない

ゴールデンウィーク最中の30日、練馬の有志が集まって、「裁判を支える会」(仮称)を立ち上げる準備会合が開かれました。原告としては、大変ありがたいことだと感謝しきりです。この日は、

「裁判の費用をどうしようか」とか、
「傍聴者を募るにはどうしたらいいだろう」とか、
「カンパしてくれた人には、裁判の情報を伝えるニュースを届けたいね」とか、
「支える会の発足イベントをやったらどうだろう」とか、
「どうやって活動の輪を広げていこうか」とか、

いろんなことが話し合われました。

集まったのは、区立保育園の現役の保護者だったり、卒園児の保護者だったり、研究職の人だったり、中には保育園児くらいのお孫さんがいそうな年代の人がいたりと、背景はさまざまでした。

共通しているのは、

立場の違いはあれ、保育園運営を外部委託するのは無理があるという問題意識を持っていること、

いずれも個人としての資格で参加してきたこと、

です。

練馬裁判の場合、さまざまな事情で、主要な組織からの支援を得られていませんし、得られる見通しもありません。原告も個人ですし、支援者も個人としての賛同にもとづいています。

何だか、

練馬区最大の組織の頂点に立つわれらが被告・志村区長が、白色彗星の圧倒的な力を見せつけて高笑いするズォーダー大帝、

原告や支援者は、矢折れ弾尽きてボロボロになった宇宙戦艦ヤマトの古代進、

※宇宙戦艦ヤマトを知らない人には何のことかサッパリだろうと思います。ごめんなさい。

みたいな図式なんですけど、ヤマトだって命を賭してズォーダー大帝と刺し違えた訳だし、原作?の松本零士氏も練馬区在住みたいだし(関係ないか!)、われわれだって死に物狂いで頑張れば、相当程度のことはできるんじゃないかと希望を持っています。

個人は非力です。でもゼロではありません。一人の力で変えられないなら、みんなの力で変える。笠本の信念です。現に、ゼロではない人たちが集まってくれました。

今後、少しずつでも支援の輪を広げていって、単に裁判に勝つという程度にとどまらず、練馬の子どもたちをみんなで守っていくという活動につなげていければいいなと、笠本は夢想しています。

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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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