練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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説明会

今日30日、練馬地区と光が丘地区で開かれた説明会に、それぞれ参加してきました。新しい話を含め、以下3点をご報告します。

(1)委託16園の地区別内訳

練馬地区;3園
石神井地区;4園
大泉地区;1園
光が丘地区;8園

※練馬区は、地区を郵便番号で区分けしているようです。

(2)再選定の可能性に言及

適正かつ良好な運営ができる事業者の選定ができなければ、再選定、スケジュールの延期もありうることを表明しました。

(3)「保育水準は維持する」との言及を避ける

笠本が練馬地区での説明会で「現在の保育水準は委託後も維持するのか?」と質問しました。返答は、「維持する」でもないし「確約できない」でもなく、うやむやにされました。すでに委託された3園のときは、「保育水準は維持する」「保育の質は下げない」と、何度も何度も明確に約束してきました。特に光八の協議会では、それが強調されることが多かったのですが、結局守れませんでした。そういう経験から、言質を取られたくないのだろうと思います。もっと言うと、保育水準が下がる可能性を、練馬区は認識している訳です。


練馬地区の説明会には、委託の激動を経験した保護者が参加していて、「保育の質を守るために保護者や事業者がどれだけ大変な思いをしたか・・・」と、言葉を詰まらせながら、嗚咽まじりに語っていました。

光八や向山、つつじの時から練馬区の担当者がほぼ入れ替わり、総じて説明がわかりにくくなったという印象を受けます。聞き取りづらい声でモゴモゴと、うやむやなことを言うからだと思うのですが、参加していたある区議は「(区が自ら策定した計画に)自信がないんだろうな」と感想を漏らしていました。

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豊玉第二、計画の変更

以前ご紹介した通り、豊玉第二保育園の委託計画は、他の3園とは異なる困難な事情を抱えているのですが、計画の一部が変更になったそうです。28日に当該園の保護者に通知されたとか。変更の内容は・・・
当初、4階建ての計画だった新園舎建替え計画が、近隣住民らの反対により、一部を3階建てに変更することになった。それに伴う設計変更のため、新園舎の完成予定がずれ込み、平成21年9月までに改められた。
ということは、委託化のスケジュールは、
平成20年4月~翌年3月 プレハブ仮園舎で引継ぎ
平成21年4月~
(当初計画)新園舎で本格委託開始。定員45→80に増。
(計画変更後)4月に仮園舎で本格委託開始。9月に新園舎に引越し。同時に定員増。
という計画になってしまいます。

9月に引越しをして、しかもいきなり子どもが35人も増えるような条件下で、受託事業者は保育の年間計画が立てられるのか、その子たちをみる保育士を年度途中で増員できるのか、9月に増えた子どもたちを把握するだけでも大変なのに、そんな状態で運動会ができるのか・・・ちょっと考えただけでも、問題は山積です。

練馬区は、すでに委託された3園の検証結果の中で、混乱の原因をあまりに短い引継期間(3ヶ月)に求めています。だから以後の計画では、1年間を確保したと主張しています。

そんな程度で解消されるレベルを、豊二の問題ははるかに超えています。

さらに、計画変更への圧力となった近隣住民の中には、どうやら自○民○党の区議がいたらしいのです。この区議、豊二に隣接するマンションの3階に住んでいます。計画変更が4階建て→一部3階建てというものだったことを考え合わせると、ムムムって感じですよね。

区議の言うことをすんなり聞き入れるんだったら、区議より偉い有権者である保護者の言うことには、練馬区はもっと真摯に耳を傾けるべきです。

さらに、政治が利害調整だとするなら、この計画変更に伴い不利益を被るであろう豊二の子どもたちに、十分な配慮をする責務が、この区議にはあるはずです。でも、現状は放ったらかしです。

それにしても、この区議は一体誰なのか。もし興味があるなら、練馬区議会;会派別議員名簿と、豊二の立地(練馬区豊玉北6-17-9)から、各自お調べ下さい!

本の紹介

練馬の親たちにとって、今一番役に立つ本ではないでしょうか。

「ほっとけない! 親たちの公立保育園民営化問題Q&A」
ほうんネット編、ひとなる書房


練馬ふぼれんのブログに、インターネット経由での購入方法が掲載されています。

豊玉第二保育園

昨日、今回指名された委託4園の保護者と話をする機会を持つことができました。

4園のうち、豊玉第二保育園(豊二)の保護者の訴えは、他の3園とは異なる切実さがありました。

というのも、この園は今年9月から、園舎建替えのためにプレハブの仮園舎に引っ越します。建替えに伴って、園舎の拡張や一時保育質の設置が計画されているとか。現在の定員は45名。小規模な園ですので、定員が1.5~2倍くらいになるらしいのです。

豊二は平成21年4月に委託予定ですので、来年の4月からは仮園舎での引継ぎが始まることになります。そして引継ぎが終わって新園舎に戻ってきた時には、園舎が変わり、運営母体が変わり、しかも定員が大幅に増えるという、トリプルパンチの環境変化に、子どもたちは見舞われます。

悪夢再び・・・

平成21年4月から委託化される光が丘第四保育園(光四)には、あの光が丘第八保育園(光八)から転園してきた児童が何人かいるそうです。光八から逃げるように転園してきた子どもたちが、その保護者たちが、転園先で再び委託問題と遭遇する・・・これ以上残酷な話が他にあるでしょうか?

昨日の議会での配布資料

昨日の練馬区議会健康福祉委員会で議員に配布された資料が、以下のブログから入手できるようになりました。

練馬ふぼれんオフィシャルブログ

次の委託計画

今日の練馬区議会(健康福祉委員会)に対し、練馬区は、すでに委託された3園の検証結果と次の委託計画を報告しました。次の委託計画は次の通りです。多くの予想をはるかに上回る、大規模な計画でした。

この記事では時間がなくて詳細に触れられませんが、3園の検証結果は、要は事業者決定から準備委託までの期間と、準備委託の期間自体が短かったことから、さまざまな混乱が生じたという内容のものです。子供たちにかかった負担の度合いとか、その原因とか、保護者たちが求める子どもの視点に立った内容については、一言も触れられていません。

われわれの裁判の決着もつかないうちに、こんな大規模な計画が出るなんて・・・車止め問題で見せた志村区長の強硬姿勢が、保育園問題でも牙をむき始めたように感じられてなりません。

◆次の委託園

豊玉第二保育園、光が丘第四保育園(平成21年4月)
北町保育園、高野台保育園(平成22年4月)


当面、平成21~28年度の8年間に、区営保育園と私立保育園・民間委託保育園の割合が概ね半々となるように、16園の運営業務を民間に委託する。

◆21年度のスケジュール

今年12月~来年2月  事業者募集・選定
20年4月~21年3月 準備委託期間
(うち合同保育21年1~3月)
21年4月       委託開始


ちなみに、21年4月に委託される光が丘第四保育園は、もう一人の原告が今春卒園した保育園です。

裁判も決着しないうちに・・・

18日、練馬区議会健康福祉委員会に対し、すでに委託された3園の検証結果について練馬区が報告する予定です。同時に、次期委託計画が発表される見通しです。そしてその委託計画には、次に委託化される園の名称が含まれると見られています。

委員会は午前10時からです。傍聴は、西庁舎5階の議会事務局で受け付けています。

保護者の運動交流全国集会、盛況でした

今日17日、横浜で「公立保育園民営化問題 保護者の運動交流全国集会」が、ほうんネットの主催により開かれました。発足集会の時の200名に迫る多くの方にお集まり頂きました。

全体会 公立保育園の「民営化」はなぜ問題なのか?
     -法律から見た問題点-
分科会 民営化計画・発表段階の分科会
    選定会議・引継ぎ段階の分科会
    裁判になった場合の分科会
    民営化・民間委託後の分科会

とまぁ、こんな構成だったのですが、笠本は第2の分科会で、事業者選定の段階で保護者が留意すべきと考えることを、練馬の経験を踏まえながら報告してきました。以下は、レジュメの一部です。何かのご参考になれば幸いです。

続きを読む »

コムスンと掛けて、保育園民営化と解く

介護事業大手のコムスンによる介護報酬不正請求問題や、処分逃れなどの行為が、今、大問題となっています。「だから営利企業が福祉の分野を担うのは危険なんだ!」という主張も出てきそうなのですが、笠本にそのあたりを論ずる識見はありません。

ただコムスンの報道に触れていると、保育園民営化問題で練馬区長を訴えている立場からしても、何か他人事とは思えないような気がすることは、確かです。

保育園にしろ訪問介護にしろ、あるいは福祉の世界に限らないかもしれませんが、最も大事なのは現場だと、僕は思っています。

ところが、その現場を担う保育士さんもヘルパーさんも、ともに時給いくらの仕事だと、世間から不当に低く評価されているように思えてなりません。

保育士というのは、意外なくらい高度な専門職です。おそらくヘルパーさんもそうだと思います。
以前、議会回りをしている時、ある自民党の1年生区議(当時)が次のようなことを言っていました。

「保育士の中には、年収700万円の者もいるんだぞ」

この発言の背景にあるのは「保育なんてしょせん子守だ。時給いくらの仕事だ。誰だってできる。そんな仕事に年収700万を支出するのは馬鹿げている」という思想があります。思想というよりは、むしろ決めつけと言った方がいいかもしれません。要は保育という仕事の専門性を、全く理解していない訳です。700万円といえば、練馬区議の年収に肉薄する額です。この額が妥当かどうかはともかくとして、党の方針に平身低頭で区民の声をすくい上げられない1年坊主にこの額を支払うよりは、練馬の保育の向上にに貢献する有能な保育士にこの額を支払った方が、よっぽど区民のためになっています。

一方、コムスンは24時間の訪問介護を売りにしていた事業者です。それを支えるヘルパーさんは、どれくらいの報酬を得ていたのでしょう? 介護を要するお年寄りの信頼を得て、24時間態勢で介護の態様に応じてサポートしなければならない仕事です。これも高齢者福祉に通暁した高度な専門職のはずなのですが、どれくらいの報酬をもって報いていたのかは、僕にはわかりません。

折りしも、グッドウィルグループ(GWG)の子会社が、派遣社員の不透明な給料天引きの返金を拒否している問題が報道されています。一方で、折口GWG会長が、自らの後継を「皇位継承権」と称して、その順に役員を座らせ、コンパニオンを横にはべらせて権力の絶頂に酔いしれている様子も、報道されています。

本当にきちんと報いるべき人たちは現場にいるはずなのに、現場など何も知らない机上の論理をまくし立てる人たちが高い報酬を分捕り、その分現場の取り分が減る。。。

それでも現場は、子どもたちあるいは高齢者との日々の触れ合いを通じて、その人たちの役に立ちたいと献身します。でも、現場の献身に期待していたのでは、長続きしません。

標題に戻ります。「コムスンと掛けて、保育園民営化と解く」。その心は、

踊る大捜査線。

つまり

「事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起こっているんだ~」

第6回口頭弁論のご報告

1日、第6回口頭弁論が開かれました。原告は、今回から代理人を立てました。双方の代理人が初顔合わせするといった程度で、今回もあっさり終了しました。この日は、原告がこれまで主張してきたことを代理人としてまとめ直した書面を提出しました。

新たな主張としては、光が丘第八保育園を強引に委託した平成17年当時、そこまで無理をして委託するほど練馬区の財政は危機的状況にあったのか、という論点を加えました。
次回弁論で、今回の主張を補充したり新たな書証を提出する他、いよいよ本人尋問の申請や証人申請をすることになりそうです。

この他に原告代理人は、原告本人による意見陳述を求めたのですが、裁判所は消極的な姿勢を示しました。この意見陳述、普通なら第1回の弁論で行うらしいのですが、ずっと本人訴訟でやってきたわれわれは、書面をまとめるのに夢中で、そんなところまで全く気が回っていませんでした(^^;;

次回は、7月25日(水)10:50~、東京地裁712法廷です。

9月以降、裁判はいよいよ佳境に入っていく、って感じです。ぜひ傍聴にいらしてください。

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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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