練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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豊二計画延期、議会の反応

豊玉第二保育園の委託計画延期について、議会での主な反応を拾いました。

★鎌田(共産)
1年しか延ばせないのか? 保護者は3年くらいの延期を要望していると聞いている。保護者の合意は得たのか?

★支援調整課長
1年でお願いしたい。豊二の保護者からは、在園児の卒園まで待つよう要望を受けているが、区の考え方を早急に説明したい。保護者の合意は得ていない

★鎌田(共産)
子どもたちのストレスは、これでは全く解消されない。再度の見直しを求める。

★支援調整課長
平成21年度までは区の保育士が保育に当たる。引越しという変化はあるが、これでクリアできると考える。

★橋本(ネット)
意思決定のプロセスがわからない。園舎建替え延期という「新たな課題」を、今回の計画延期の理由としているが、これは全体説明会の頃からの課題だったはずだ。

★支援調整課長
6月18日に計画発表、6月末~7月はじめに全体説明会、その後に園舎建替え計画の延期というのが時系列の流れだ。当初はこの計画でできると考えていたが、その後に園舎建替えが延期になり、保護者との話し合いの中で、不安が大きいことがわかった。事業者にも負担がかかる。今回の区提案がベストだと考える。

★橋本(ネット)
光四が今年12月の公募、豊二が来年2~3月、北町・高野台が7~8月。事業者の募集時期がバラバラだ。良質な事業者の応募を得るための時期というのがあるのではないか?

★支援調整課長
事業者の側で適切にご判断いただけると考えている。

★橋本(ネット)
光四の計画にも、無理があるのでは?

★児童青少年部長
豊二はあくまで、園舎建て替え計画の延期に伴う計画変更だ。

★藤井(自民)
20日に光八、向山、つつじの視察に行った。「引継ぎは3ヶ月で十分」という現場の生の声がある。期限は必要だ。今までの保育士がいたら、子どもはいつまでも新しい保育士になつかない。スケジュール通りやる必要があったのではないか。年度途中の定員増加にしても、民間だったらすぐに対応すると思う。延期は残念だ。待機児童解消の声は高い。定員を増やした上で仮園舎で引継ぎを始めるという発想はなかったのか?

★支援調整課長
そのような発想はなかった。

★藤井(自民)
(法人2税の話)どこか削らなければいけない。保育にかかる経費のうち、保育料は9%。あとは公費だ。このことを保護者にきちんと説明しなければいけない。「子どもはすぐに慣れる」という現場の生の声があったではないか。

★児童青少年部長
財政が今後厳しくなるというご指摘はその通り。豊二については、当初は「新園舎で本委託」と説明していた経緯があって、今回の延期に至った。

※その他、原議員(公明)や加藤木議員(民主)が発言していましたが、省略。

藤井議員(自民)がしきりに「現場の生の声」を強調していますが、どうも都合のいいところだけをつまみ食いしている印象があります。確認が取れ次第、ご報告したいと思います。

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豊玉第二保育園の計画が1年延期に!

園舎建て替え、定員増、民間委託とトリプルパンチの激変が子どもたちを襲うと批判の多かった豊玉第二保育園の委託計画が、1年延期になることが発表されたようです。以下リンク先に記事がありました。

練馬ふぼれんオフィシャルブログ

他地域の裁判情報

横浜裁判の情報です。
12月20日に予定されていた東京高裁の判決が、延期になったそうです。11月20日に、高裁からの連絡が原告に届いたとか。大阪・大東裁判での最高裁決定が影響していると思われます。

それから、しばらくフォローできていなかった他地域の裁判情報をわかる範囲で。

八千代裁判は、次回が第7回の弁論です。

2008年1月25日(金)
10時~10時半 千葉地裁にて

川崎裁判は、次回が第6回の弁論です。

2008年2月13日(水)
11時~ 横浜地裁にて


大東裁判・高裁の判決文全文

大東裁判の大阪高裁判決文が入手できました。最高裁が市側の上告を棄却したことにより、この判決が確定したことになります。以下リンクから、PDFで閲覧もしくはダウンロードできます。

大東裁判・大阪高裁判決

大阪・大東市の保育園民営化訴訟、原告の勝訴確定!

大阪・大東市の上三箇(かみさんが)保育園民営化をめぐり提起されていた訴訟で、最高裁が15日、市側の上告を退けました。原告に損害賠償請求を認めた二審・大阪高裁判決が、これで確定しました!!!!

練馬裁判の原告として、すごく勇気づけられます。

おめでとうございました!!

※記事は、アサヒコムで読めます。

10・31詳報

10・31証人尋問の様子について、もっと詳しく紹介してあるブログを見つけました。

保育園民営化問題についてぶつぶつ言ってみた

練馬区立園の現役ママによるブログです。当日の傍聴記を、このブログよりずっと具体的にまとめてくれています。

10・31反対尋問の様子

笠本が感じたところでは、被告側の立証趣旨は、次のような点にあったのではないかと思います。

  • 「コスト削減になるとは限らない」って言うけど、裏付けがある訳じゃないんでしょ?
  • 公募の手続きでさんざん言うけど、選定委員になる前からそれは知ってたんじゃないの?
  • 証人は民間委託に「反対」なんでしょ? だから練馬区でも手続きに文句をつけたり委員会を混乱させたんじゃないの?

コスト節減効果については、住民訴訟だけに、被告もこだわるな~って感じです。証人は、文京区で長期的コストシミュレーションをした結果を紹介しながら、削減効果は一般に言われるほど大きくない旨を証言しました。
これを受けて被告代理人、「それは練馬区のシミュレーションじゃないですよね?」
笠本、原告席で苦笑い。練馬区はそんなシミュレーションなんかしていないのですから、コスト削減になるという被告の主張にも裏付けがある訳じゃないってことですよね?

公募手続きのずさんさを、事前に知っていたかどうかは、明確に「No」という証言でした。

被告代理人は、証人の意見書を具体的に指摘しながら「これがあなたの基本的考えですね?」みたいなことを、しつこくしつこく聞いてきました。何とか「民営化反対!」と言わせたかったようです。

これに対して証人は、毅然として、

「研究者としての立場と選定委員としての立場は、明確に峻別するべきだ。混同しないで頂きたい」

被告代理人は引き下がるしかありませんでした。

余談ですけど、別の被告代理人から、こんな質問が飛び出しました。

「19年度末に事故件数が減っていたら、保育の質は保たれると評価できるか?」

実は原告が、委託前後の事故報告数をまとめた資料を証拠として提出していました。16年度6件だった事故が、17年度の委託後4ヶ月だけで7件、18年度は18件、19年度は6月までに4件という事実を示すものです。

この質問は、その資料を受けて「もし19年度に事故が減ったなら、一時期の混乱はあったが保育は安定したと言えるのでは?」という趣旨で発せられたものです。

これにはさすがに失笑が洩れました。証人は「表面に現れるものの3倍の危険があるというのが、現場の見方だ」と、あっさり退けていました。




・・・反対尋問は、何となくこんな感じでした。

10・31主尋問の様子

前記事の通り、今回の尋問は大盛況だったのですが、その中身も実に充実したものでした。被告側による反対尋問も含めると、2時間30分の長丁場でした。そんな訳で、具体的にご報告するのはなかなか難しいのですが、当日の様子をちょっとだけ振り返ってみます。

◆宣誓
証人が、証人席に用意されたペーパーを読み上げる形で、嘘偽りの証言をしないことを宣誓します。裁判長からは、「もし虚偽の証言をした場合は、偽証罪などに問われることがある」旨、簡単に説明されます。いつもどおりの形式的手続きなのでしょうが、裁判所から「罪になる」と告げられると、やっぱり緊張感が走ります。法廷全体が、ピンと張り詰めたような空気になりました。

◆主尋問
原告側からの尋問です。骨子を笠本なりにまとめると、あらかた次の通りになると思います。

  • 公立保育園の委託化・民営化という政策そのものが内包する諸問題を明らかにする(コスト削減効果も含む)。
  • 保育園民営化をどうしても行わねばならない場合、自治体として留意すべき点を明らかにする。
  • 光が丘第八保育園の委託で見せた練馬区のやり方が、どれだけ強引で乱暴だったかを明らかにする。
  • その結果、委託後の混乱がいかにひどかったか、研究者としての所見を質す。
  • 練馬区が委託を強行した事情・政策的背景を明らかにする

練馬に限らず、全国の自治体が申し合わせたように口にする「経費節減効果」については、

(1)公立の職員を解雇する訳ではなく、必ずしもコスト削減に繋がるとは言えない旨
(2)コスト節減は人件費の抑制で実現する他なく、保育の質に与える影響は大きい旨

を、具体的に説明していただきました。

保育の質を構成する要素についても言及していただきました。

(1)構造的な質(職員配置および施設設備・条件)
(2)実践プロセスの質(子どもの発達保障と親への援助が中心に)
(3)職員のチームワークの質
(4)保育園の運営の質
(5)父母との共同の質


被告側は「これまでと同じ施設で、同等数の職員を配置し、法令の基準を満たしているんだから、保育の質も同等だ」みたいなことを主張しているのですが、それは上記(1)を満たしているに過ぎない、たったそれだけで保育の質を語るなんて、とんでもない!という趣旨のことを、見事に論証していただきました。

年度途中の9月委託という方針については、「現場を知っていれば考えられないことだ」

4月公募、同年9月委託という性急さについても「業界の感覚からは信じられない」

その他、第一次選定機関の委員長を辞任した経緯などにも触れながら、練馬区の暴走とも言うべき手続きのずさんさ・乱暴さを、徹底的に論破していただきました。
改善勧告にまで発展した委託後の状況については、「全国的に見て似たような事例はあるが、光八は際立ってひどい。群を抜いている

バッサリ真っ向幹竹割りでした! 超痛快!!

本当は、もっともっとご紹介したいのですが、証言の中身についても具体的に触れたいのですが、とてもじゃないけど書ききれません。

後で聞いた傍聴者の感想です。

「証人が、自分の言いたいことを全部言ってくれて、涙が出そうになっちゃった~」

長くなったので、反対尋問の様子は日を改めます。

満員御礼

第一次選定で、練馬区の横暴な姿勢に抗議し、委員長を辞任した大学教授の証人尋問が開かれました。42名分の傍聴席に対し、70名を超える傍聴者が集まってくれました。練馬に限らず、板橋からも、横浜からも、千葉県の八千代市からも、傍聴に来ていただきました。他にも、現役の区議の方、マスコミ関係者の方にも足を運んでいただきました。

本当に本当にありがとうございました。

当日の様子は、後日ご報告するつもりでいます。

次回は、「該当なし」の結論を導いたときの選定委員長だった弁護士さんが、証人として採用されました。こちらも大注目です。

今回の大学教授の尋問では、研究者としてのお立場から、保育園民営化という政策自体についての鳥瞰図的な問題点が主でしたが、次回は、練馬区の強引な姿勢に対する具体的な問題点が明らかになるだろうと思います。

2008年1月18日午後3時~4時半
東京地裁708号法廷


ぜひ予定を空けておいてください!!

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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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