練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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JANJANで取り上げられました!

練馬の保育園民営化裁判結審の様子が、市民メディアとして評価を受けている“JANJAN”に掲載されました。

保育園民営化強行「黙って見過ごしては親の名がすたる」と原告が強調

という記事です。「ひらのゆきこ」さんの署名で9月18日付です。われわれ原告の最終意見陳述書の要約の仕方、コメントの拾い方など、「ひらのゆきこ」さんはしっかりした見識と力量の持ち主だと思いました。ご一読いただければと思います。

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練馬裁判、12月19日判決!

12日の第13回弁論で、判決の日時が言い渡されました。

練馬の保育園民営化裁判、いよいよ判決です!!

12月19日(金)13:10~
東京地裁705号法廷


みなさん、予定を空けておいて下さい!

練馬裁判結審のご報告(2)

僕の最終意見陳述です。やはり時間の関係で、実際の弁論では一部を割愛しました。
自分に与えられた時間を最大限使えるよう、文章量を調整してきたつもりだったのですが、あとになって傍聴者から「まだ時間があったのに~」と指摘を受けてしまいました。本番では緊張のためか、早口になっていたようです。




意見陳述書

2008年9月12日
原告 笠本丘生


 まず、われわれ原告に、最終意見陳述の機会を与えていただき、ありがとうございました。最後に僕が言いたいことは、次の通りです。つまり、(1)保育園の運営主体を変えるということは、それ自体がそもそも理不尽な施策であること、(2)被告はその理不尽に理不尽の上塗りをしたこと、(3)保育園に通う子どもたちや親たちが望んでいるもの、そして被告によって奪われたもの、この3点について、陳述させていただきます。

(1)運営主体を変えることの意味
 原告らが折に触れて指摘してきたことですが、保育園というのは、親の就労中に単純に子どもを預かっていれば足りる施設ではありません。人生最初の6年間を生きる子どもたちの成長をしっかり受け止め、支えてくれるところです。この年頃の子どもたちは、大人から受ける愛情を栄養にして育っていきます。親たちが就労などの事情で子どもたちに愛情を注げない間、保育園の先生たちが子どもたちにいっぱいの愛情を注いでくれます。だから子どもたちは保育園の先生を心の底から信頼し、うれしかったことや悲しかったことを何でも話せるようになるし、思う存分先生に甘えたりします。
 保育園民営化問題に取り組む親たちの間では、「保育園は第二の家庭」だとか「保育園の先生は第二の親」みたいな言い方をすることがあります。それは決して大げさな言い方ではありません。親と同じように子どもたちにいっぱいの愛情をくれることで、子どもたちを豊かに健やかに育ててくれるのですから、実際に第二の家庭であり、第二の親なのです。事実、「クラス」という言い方はせず「おうち」と呼んでいる保育園もあるそうです。
 僕たち親だって、保育園にはずいぶんとお世話になります。慣れない子育てに悩み、苦しみ、子どもに振り回され、もうどうしていいかわからないと自暴自棄になることもしばしばです。そんなとき、親の支えになってくれるのも、実は保育園です。子どもの夜泣きがひどくてどうしたらいいかわからない、思いが通らないとひたすら泣きじゃくり暴れ狂って手がつけられない。そんなとき、八方塞がりの親たちに的確なアドバイスをくれるのも、保育園です。それがどれだけありがたいかは、子育ての苦悩を経験してみないとわからないかもしれません。
 「保育園は子育ての重要なパートナー」という言い方をすることがあります。これも決して大げさな表現ではありません。実際に頼もしいパートナーだからです。
 その保育園を運営する主体が、ある時を境に突然変わるとはどういうことなのか、想像できるでしょうか。子どもたちからみれば、第二の親が変わるということです。親たちから見れば、重要なパートナーが意図せずに変えられるということです。職員の異動や子どもの転園とは訳が違います。「あっちのママの方が効率的に子育てできるから、○○ちゃんはあっちのママの子になりなさい」と宣告されたようなものです。こんな理不尽に納得しろというのが、そもそも無理なのです。
 突拍子もない極端な主張に聞こえるかもしれません。保育園はあくまで保育園であって、子どもたちとどんなに深い愛情で結ばれていたとしても、親にはなりえません。でも子どもたちにとって、その親に近い存在であることは、紛れもない事実です。だとすると、理不尽の程度も上記に近いものがあると考えて間違いありません。
 社会情勢として、公立保育園の民営化が大きくクローズアップされています。でも子どもや親から見ると、問題の核心は公か民かではありません。子どもを中心に愛情たっぷりの関係を築き上げてきた大切な相手が変わるという事実そのものが問題なのです。それは公から民へ変わる場合も、逆に民から公に変わる場合も、民から民の変化(事業者の変更)でも、その点は全く同じです。
 性急だからダメだとか、条件を整備したりゆっくり時間をかければOKだとか、そんな問題ではありません。そもそも無理なのです。

(2)被告がしてきたこと
 その無理を、被告は理不尽を幾重にも上塗りするように、強引かつ強硬に成し遂げようとしました。年度途中の委託計画決定から乱暴な公募、迷走の事業者選定、その後の混乱については、前回までの弁論で明らかになったとおりです。もはや繰り返す必要もないでしょう。
 僕が一番許せないのは、被告が、本来愛護されるべき光八の子どもたちとその親たちを、無用な混乱の中に陥れたことです。そして、それと同じくらい許せないことは、こうなることを各方面から再三再四指摘されながら、被告は一切耳を貸さず、そして実際に混乱を招いたことです。そしてその一連の過程の中で、被告が、子どもたちのことを顧みる姿勢は一片たりとも見せなかったことです。
 受託したピジョンも、ある面、被告に翻弄された被害者だと言えるかもしれません。そもそも無理のある保育園の委託という事業を、全国的にも類例を見ない無理な形で引き受けざるを得なくなりました。その困難は、おそらくピジョンの想像をはるかに上回るものだったと思います。結果としてピジョンは、光八の保育を混乱させ、大量の退職者を出し、子どもたちの心に深い傷を刻みつけました。見通しの甘さや組織的バックアップなどの面でピジョンの責任は免れるものではありませんが、第一に責められるべきは、被告をおいて他にありません。
 住民訴訟の制度趣旨に沿って例えるなら、被告は区民の税金を使って、わざわざ不良品を選んで買ったと評することができるかも知れません。いやむしろ、そこそこの商品をわざと不良品の地位にまで貶めるような買い方をしたと言った方が正解に近いかも知れません。光八に在園する125名の子どもたちの健やかな育ちと親たちの安心がかかった契約です。毎年2億数千万円の区民の血税を投入する事業です。運営主体を変えることの是非は横に置いても、これだけの重要な意味を持つ契約を締結するのに、被告は、直接の利害関係者である子どもや親たちの悲痛な叫びを、踏みにじってきました。
 これは子どもたちの福祉の視点からも、血税の使い方という観点からも、一般的な感覚から言うとどう見ても違法だとしか思えません。

(3)子どもや親が望むもの、奪われたもの
 ○○さん(光八を転園した保護者の証人)の証言でも明らかですし、僕も子どもを保育園に預ける身として思うのですが、子どもたちや親たちは、ただ単に、心安らかに平穏な日々を過ごしたいだけなのです。子どもたちは、大人たちからいっぱい愛情を受け、心を思い切り開放して遊んでいたいのです。大人たちに思い切り甘えたいだけなのです。自分はこんなに大きくなったよ、こんなことができるようになったよと、胸を張って大好きな大人たちに見てもらいたいのです。親たちは、そんな子どもたちがかわいいのです。子どもたちの成長を、保育園の先生たちと一緒に喜び合いたいだけなのです。それなのに被告は、年度途中の委託という無理、本来選ばれるべきでない事業者を周囲の反対を押し切って選んだという無理、無理に無理を重ねた施策をゴリ押しすることで、光八の子どもたちや親たちから、日々の平穏な生活という本当にささやかな望みを平然と奪い去ったのです。その惨状を訴える悲痛な声を、被告はあたかも既得権益者のワガママであるかのように決め付け、一顧だにしなかったのです。
 この仕打ちは一体何なのか。いくらなんでもひどすぎないか。これら一連の被告の所業が、違法でないはずがありません。万一こんなことが許されるというなら、被告はもはや独裁者です。

(4)最後に
 この裁判は、全国的・全世代的な関心を集めるようになっています。傍聴席には、新たに指名された園の保護者や、他の自治体で保育園民営化の嵐に抗する保護者たちもいます。おじいちゃん、おばあちゃんの世代も集まってくれています。なぜか。みんな子どもがかわいいからです。その子どもたちを苦しめる保育園の民営化が許せないからです。なかでも被告の仕打ちは、全国的に見てもひどすぎると思っているからです。
 次回の判決言い渡しでは、これだけ集まっている傍聴者の前で、被告の行為を厳しく断罪してほしい。違法であると言ってほしい。僕たちはそのためだけに無謀といわれた訴訟を提起し、今日まで2年間闘ってきました。練馬の子どもたちが、そして、保育園の民営化に苦しむ日本全国の子どもたちが、司法の英断に最後の望みを託しています。

練馬裁判結審のご報告(1)

12日に練馬の保育園裁判が結審しました。ご報告の代わりに、原告両名の最終意見陳述を全文掲載します。法廷での陳述順に従い、今回はもう一人の原告である宮下さんです。※時間の関係で、実際の弁論では一部省略しました。




意見陳述

2008年9月12日
原告 宮下 智行

1,はじめに

 最後にこうした機会を与えてくださった裁判所に感謝とお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
 光八の委託化が発表されてから、委託対象に指名された当該園の保護者たちからは「まるで子どもが人質に取られているようだ」という表現をよく聞きました。この裁判の中でも、37回にも及ぶ光八保護者と練馬区実務担当者の協議会の一端があきらかになりました。光八の保護者が練馬区と被告志村区長に対して怒り、ピジョンに対して憤りを表明しながらも、子どもたちを守り保育の現場を安定させるために必死の努力をしてきたのがおわかりいただけたかと思います。
 裁判を始めてから、全国の保護者や保育者と情報や意見の交換をする機会ができました。「練馬の・・」と自己紹介すれば、「ああ、ピジョンですか。全国で一番大変な例ですね」と返事がきます。「私の保育園が最初の民営化対象にされましたが、行政は練馬のようにはしないと言っています」という話も聞きます。
 全国で保護者たちが悲鳴を上げ、子どもたちの心に(時には肉体的な)傷を負わせるような、ルールのない状態がまかりとおってきましたが、練馬区の特に光八の例は、この問題に関わらざるを得なくなった、保育園関係者・行政関係者にとって今や避けて通らずにはいられない“失敗例”となっています。こんなやり方が適法であるとまかり通るなら、日本の公立保育所の未来はないと言っても過言ではないと考えています。裁判所におかれましてはどうぞ、本件委託の社会的位置の重大性を鑑みての判断をされるようお願いいたします。
 
2,運営業務委託というあり方

 さて、たくさんの公立保育園民営化・委託化をめぐる裁判の中でも、本件は運営業務委託という側面と、営利企業への委託という特長的な二つの側面があると思います。
 しかし私たち練馬区民からすれば、他の施設の指定管理者による「管理の委託」と、練馬区がすすめてきた保育園の「運営業務の委託」のどこが違うのかひとつもわかりません。練馬区もきちんと説明したことがありません。あえて言えば後者は議会の手続や条例化などを経ない区長室というブラックボックスの中で進められてきていることです。
 光八の実態は区立保育園ではありながら、実体的には周囲の直営園と切断されたまったく従前の光八とは別の保育園になってしまっています。
 園長会、主任会、保健連絡会、栄養士連絡会、献立連絡会・・・直営園の時にはあたりまえに成立していたこうした職員の情報と意見交換の場、人的交流の場。
 他の区立保育園の園児たちの明るい声で満ちあふれている都立光が丘公園に散歩に行くのに勇気とマニュアルがいる保育園。地域の学校や学童クラブのことが相談できない保育園。 そして現場で委託に関わった人たちすべてが傷ついています。
 練馬区のいう「受託事業者の指導・監督」とか「責任も練馬区が負う」というのは法的根拠もなく、はなはだ抽象的で主観的で曖昧なものです。
 ○○さん(光八を転園した保護者の証人)に対する「大きな怪我というのもなかったわけですね」との反対尋問で理解できた気がします。「練馬区の責任」なるものは過失責任が問われるような事故があったときだけです。あとは、毎年の大量退職も大量転園者も、被告自身の名による改善勧告も「責任」なるものの範囲ではなく、引継ぎを経験した職員がいなくなって引継ぎが無駄になっても財政的損失はなかったのだと。議会の手続や条例などを根拠とすることもなく、こういうどうとでも恣意的に解釈しうる脱法的な裁量権を最初から振りまわし、それが今も続いているのが光八の委託です。しかもそれは一件2億円を超す随意契約です。

3,企業の保育

 企業の保育がすべて悪いとは思いませんが、光八の委託計画発表時点で、認可園を運営する企業はほんの10社程度にすぎませんでした。現在においても20程度ではないでしょうか。
 ○○さん(証人採用には至らなかった光八の現保護者)の陳述書でのピジョン運営園の例をみるまでもなく、公立保育園と同規模の大規模園を実際に運営している企業は数えるほどです。この点、営利企業に過大な幻想を抱いた被告は間違っていました。
 ピジョンの光八と多摩福祉会の向山の職員の定着度をみれば結果は一目瞭然です。委託園での安定した保育環境の確保を前提とするなら、職員は安定した労働環境のもとで定着しなければならず、人件費は必然的に毎年上昇し、数年のうちに直営園運営経費に追いついていきます。
 問題は、多摩福祉会とピジョンの職員の一人あたり年間100万円近い賃金の差も、同じ委託園でありながら継続していくということです。そしてこの100万円の差は同じ区民の税金を投入しながら企業の「利潤」となります。
 委託園対象園の親子は行政との交渉ごとなど、貴重な親子の時間が奪われていくという意味で直営園の利用者にくらべ大きな不利益を被ります。そして、子どもたちは傷ついていきます。その上、同じ委託園でありながら、職員の待遇が大きく違い、職員の定着率や日常の保育の安定性安全性もかけ離れていっている現状からすれば、光八の親子は被告によって格段の不利益を強制されているといえます。特定の区民集団に対する差別であると言ってもいいと思います。
 さらに重大なのは、光八の一連を見てしまった練馬区立保育園保護者と多くの区民が「企業の保育だけはごめん」と強く感じ、営利企業に固執し続ける練馬区の姿勢に根本的な不信をもったまま次の委託化計画を突きつけられていることです。この不信感は被告が積極的に作り出しています。そもそも被告がこんなに乱暴なすすめ方をしなければ、光八の親子も多摩福祉会のような法人に出会えていたかもしれないのです。
 
4,16園委託化への拡大

 息子のお世話になった光が丘第四保育園は、被告志村区長の報復を受けるように第二次委託計画の1号園に指名されました。
 ちょうど一年少し前の6月下旬に一方的に園名の発表があり、保護者の圧倒的な疑問や不安の声を無視して半年後の12月には公募が強行されました。結果はたった2事業者の応募であり、そのうちの1事業者の準備してきた園長候補は幼稚園の主任経験と保育園での2年足らずの担任経験しかない方でした。この方や、その事業者を非難したいわけではありません。ピジョンにあわせた歪みがでてきているのです。
 光四の選定委員会の結論は「受託予定の事業者なし」つまり「該当なし」でした。そして、光四は委託そのものが一年延期となりました。被告が政治的な介入さえしなければ、選定委員会でこういう結論はあり得るし、一年延期も可能だということが証明されたのだと思います。
 光四の保護者たちは、保護者の中で無用な分裂をしないように、民間委託反対とも賛成とも態度決定はあえてしませんでしたが、光八からの転園者を含む親子への区長の理不尽な扱いに対する強い怒りと、企業の受託だけは阻止するという強い意志だけはまとまっていました。
 そして「選定なし」の結論は、光四保護者が「光八と同じことをするなら子どもたちのために裁判も辞さない」という強い姿勢で練馬区に立ち向かっていったことが一番大きいと私は考えています。

5,まとめ

 私は、他の市区町村の状況を聞くにつれ、練馬区の委託は動機も経過も政治的すぎるという印象を強くしてきました。とりわけ、本件光八のケースでは、区長の「政治判断」が何度も顔を覗かせ、状況を歪ませていっています。
 07年9月6日の「ともに地域を築く 区長と区民の集い」という集まりに私は参加していました。その日は台風で、区長も防災服で参加していましたが、第二次の委託化の対象にされた北町・光四などの保護者も子どもに雨合羽を着せ、あるいはベビーカーにビニールシートをかぶせて集まってきていました。この問題で区民と直接対話することを拒否してきた志村区長と直接やりとりができる唯一の機会だったからです。被告志村区長は光八保護者に対してさえ今に至るまで一度も直接やりとりを行っていません。
 私は在園の保護者の発言を優先してもらおうと、発言はしないつもりでいました。ところが、被告志村区長は私を逆指名して、こう言い放ちました。

 「5人に1人が転園していると。こんな大きな計画、そんなに簡単に決めてよろしいのか、もっと意見をたくさんもらえばいいじゃないかと。毎年、2園ずつ、機械的にやっていく、これはけしからんじゃないかと。」「ただ、私、今、ここで何がいいか悪いかということは避けたいと思っているんです。というのは、練馬区の光第八保育園ですね、これに関して訴訟が提起されているんですよ。
 私が被告ですよね。そして、この無謀な委託、けしからんということで、司法の場で決着をつけようじゃないかと、こういうふうに言われているわけでありまして、私は、決して逃げも隠れもいたしませんけれども、この司法の場に委ねられた問題ですから、私は何も裁判所で言うようなことをここで申し上げなくてもいいのではないかと、こんなふうに思います。
 私は行政の長として、執行者として、一つの確信というか、そういったものに支えられて、そして、多くの意見を聞き、そして進めてきた行政改革でありますから、私は私なりの信念でやっているんですね。また、「そうでないよ」とおっしゃる方は、それぞれの信念でまた行動されておる。つまり信念と信念の闘いでありますから、私は司法で決着をつけてもらう、これが一番正しいと思いますので、ここでの私の意見は差し控えたいと、こういうふうに思います。」

 私は、「信念と信念の闘い」などというカッコのいいものだとは少しも思っていなく、保育園が嫌いでコンプライアンス意識の低い首長が、区民の貴重な財産である区立保育園を自分の思い通りにしようとして失敗し、未就学児を含むたくさんの人を傷つけて平然としていることを断罪してほしいだけです。
 そもそも、被告にとって一園目はどうしてもピジョンでなければならなかった理由があり、年度途中委託という常軌を逸した計画もピジョンが「できる」と答えたからなのだろうと、多くの区民はそう思っています。しかも途中で引き返すチャンスはたくさんありました。本件は、混乱が指摘され予想されていたにも関わらずあえて委託を強行して意図的に保育園を不安定化してしまい、今なお開き直っている被告志村区長のの執行責任を司法がどう判断されるか、ということだと思っています。
 光八の親子と、新旧職員・・・志村区長に傷つけられてきたたくさんの人たちと、委託の対象にされている16園の親子・職員にどうぞ正義を与えてください。

保育園を委託すると、逆に割高になる??

第13回弁論のご報告の前に、緊急のお知らせです。

練馬区が保育園の民間委託を進める最も大きな根拠が崩れました

練馬区は、区立保育園の民間委託化で「1園4千万円、10年間で28億8千万円の経費削減になる」と言っています。ところが、「区立保育園委託化計画を考える会」の再試算によると、逆に10年間で13億円を超す経費持ち出しに・・・!

一体どういうこと???

真相は、以下の集会で明らかになります。

経費はどうなる?区立保育園の民間委託
―「財政効果」から民間委託を検証する―

日時;9月13日(土)午後1時半~4時
会場練馬区職員研修所
   東京都練馬区豊玉北5-27-2
報告;加藤まり子さん(平和台保育園保護者)
    久武昌人さん(「文京区保育ビジョン策定検討協議会」保護者委員)
主催;「保育園民間委託学習会」実行委員会
資料代;500円
※保育あります

明日、結審です

本当に最後の最後、僕は裁判官に何を訴えようかと考えあぐねたのですが、結局は親としての率直な心情を語ることにしました。泣いても笑っても、これが最後の訴えです。見届けてください。

第13回弁論(最終弁論)
9月12日(金)10:30~ 東京地裁705号法廷にて


第13回弁論のご案内(最終弁論)

練馬の保育園民営化裁判も、いよいよ結審となります。

志村区長がピジョンに最初の改善勧告を発したのが、2006年3月17日。
僕たちがそれぞれ住民監査請求を提出したのが、3月30日。
それがあっさりと棄却されたのが、5月29日。
横浜地裁の判決(5月22日)に勇気づけられ、提訴を決断し、大慌てで訴状を書き上げ、東京地裁に持ち込んだのが、締切前日の6月26日でした。
そして第1回の弁論日に指定されたのが、板橋と同じ9月13日でした。

結審の日は、第1回弁論の日からちょうど丸2年に当たる日となりました。

※もともと暗記モノに弱い僕が、ここまで日付を含めてスラスラ書けてしまうことに、自分でビックリです。それだけ印象が強烈だったのだろうと思います。

当初は、本人訴訟として細々と続けてきた活動でした。でも、信頼できる弁護団に代理をお願いしたあたりから、少しずつ追い風を感じるようになりました。そして今では、多くの方々のご支援、ご声援をいただけるまでになりました。

すごく心強く思います。当初の心細さがウソのようです。

次回の最終弁論は、この2年間の集大成となります。ぜひぜひ傍聴にお越しください!

第13回弁論(最終弁論)
9月12日(金)10:30~ 東京地裁705号法廷にて


原告両名の最終意見陳述(合わせて15分程度)が行われます。
僕は、個別の事実関係よりも、親の率直な気持ちの部分に焦点を当てて陳述するつもりです。

板橋裁判の結果

板橋の保育園民営化裁判で、東京地裁は9月5日、原告の請求を棄却する判決を下しました。

※板橋裁判の概略
板橋区立加賀保育園の民設民営化に際し、板橋区は、区内の学校法人を、同法人が新たに社会福祉法人を設立することを前提に選定しました。ところが、選定時に設立もされていない法人に決まったことを中心に反発が広がり、200名前後が住民監査請求を経て、2006年6月に東京地裁に提訴しました。

板橋の裁判は、練馬とも浅からぬ因縁があります。
地理的に練馬と隣接していることもあってか、提訴前、僕も板橋の学習会などに呼ばれる機会がありました。
訴状の提出日時も1~2週間程度しか差がなかったと思います。
練馬は当初、本人訴訟だったので、訴状の書き方など、ものすごく基本的なことで板橋の弁護士さんにアドバイスしてもらったこともあります。
板橋の弁護士さんの中には、練馬出身の方がいらして、練馬の公立保育園に通っていたとのこと(しかも、うちの子と同じ保育園)。
第1回の弁論は、ともに同年9月13日。同じ法廷でした。板橋に引き続いて練馬の弁論が行われるという偶然も経験しました。もちろん裁判長も同一人物です。
そして板橋も、練馬と同じく住民訴訟でした。
ごく個人的なものも含めると、ザッと書き出しただけでもこれだけあります。まだあるのですが、割愛します。

それだけに、この結果をすごく残念に思います。

機会があったら判決の中身に踏み込みたいと思いながら、練馬は練馬で、今週末の最終弁論に向けて最後の追い込みにかかっています。

板橋の無念を、練馬が少しでも晴らすことができるよう、気を引き締めてがんばりたいと思います!

※9月5日の速報記事を、8日に加筆修正しました。

他地域の状況(判決言い渡し特集?)

他地域の裁判情報です。別に意図した訳ではありませんが、今回は判決言い渡し特集みたいになってしまいました。

◆板橋裁判

9月5日(今週の金曜日)に判決言い渡しです。
「何時にどの法廷だから、みんな行こうよ!」と呼びかけたいところですが、目前に迫った今も、恥ずかしながら情報を得られていません。わかり次第掲載したいと思います。
※9月4日追記;13時~ 東京地裁705号法廷にて だとわかりました。

◆横浜裁判

8月5日に結審したようです。次回は、判決言い渡しです。
一審での画期的判決で日本中の注目を集めた裁判の控訴審です。二審判決は当初、昨年末の予定でしたが、大東裁判での最高裁決定(大東市の上告棄却。民営化の混乱による損害賠償請求を認める二審判決が確定)の影響からか、半年延期され、さらに裁判所が判決期日を取り消して弁論を再開するという経緯をたどっています。
一審以上にいい判決が出てくれることを期待したいと思います。

2009年1月29日 14時~
東京高等裁判所(どの法廷かは未定)


NPJ弁護士の訴訟日誌に、裁判の概略が掲載されています。

◆神戸裁判

8月8日に最終弁論が終わったようです。次回が判決言い渡しとなります。
条例改正による保育園廃止処分の「仮の差し止め」を、神戸地裁が認めた事例として知られています。同時に、神戸市による超セコイ裏技も印象的でした。
本訴でもいい判決を期待しています。

12月16日午後1時15分より
神戸地方裁判所214号法廷


神戸市公立保育所廃止・民営化反対裁判支援の会のサイトで、最終弁論と意見陳述を読むことができます。

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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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