練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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東京地裁判決(要旨);9月委託について

判決文をボチボチ紹介していきたいと思います。

初回は、最大の争点のひとつだった「年度途中の委託」という区長の判断の合理性についてです。判決文は以下のように述べています。一部省略した以外は、原文通りです。

また、前記認定事実・・(略)・・によると、練馬区は、光八保育園を当初は平成17年4月に民間委託化することを予定していたものの、光八保護者の意向を踏まえ、民間委託化について光八保護者と協議するための対策委員会を設置したことにより、上記予定を延期することとなったこと、練馬区は園児の安全確保や社会的な区切りの時期を考慮して、委託時期を同年9月としたことが認められる。
そして、民間委託化は光八保育園の児童及び光八保護者に環境の変化に伴う大きな影響を与えるおそれがあるものであることから、光八保護者の以降をできる限り取り入れた委託計画を策定するための対策協議会を設置することとしたのは適切な対応であるということができるところ、練馬区は、対策協議会で協議を重ねるために民間委託化の時期を遅らせながらも、上記のとおりの民間委託化の目的及びその効果を早期に達成するために、委託時期を、当初の委託計画の発表から約1年1個月後であり、当初に計画した時期から5箇月後である平成17年9月に変更したということができるのであるから、本件における委託の時期の決定は、練馬区ないし志村区長の合理的な裁量の範囲内にあるものというべきである。


笠本はこう思う!
まず、年度途中の委託の困難さについては、あれだけ口を酸っぱくして主張したのに、判決文かこれだけかよ!という印象を受けます。
「練馬区は園児の安全確保や社会的な区切りの時期を考慮して」云々の部分ですが、練馬区はこの裁判で、「プールの時期を避けた」「4月に次ぐ社会的区切りのひとつ」という理由を、9月委託を正当化するために後付けしてきました。このような説明は、この裁判で初めて聞いたことです。平成17年2月10日に志村区長が所信表明の中で9月委託の方針を発表した後、光八の保護者はその後の対策協議会で「なぜ9月なのか」を区に問い詰めました。その中には、このような説明は一切出てきていません。つまり、被告側が裁判のために後付した理由を、裁判官が鵜呑みにしてしまったということです。
また、年度途中の委託が園児に与える影響について、被告側が何も調査をしていないことを、原告はいくつかの証拠を持って立証したつもりでした(例えば同趣旨の調査を練馬区がしたかどうかを示す原告の情報公開請求に対して、練馬区が文書不存在を理由にこれを拒んだことを示す書面。本年4月16日の当時の児童青少年部長に対する証人尋問で、「影響はなかろう」という、単なる推測で事を進めたことを示す証言)。
ところが裁判所は、練馬区が後付した証拠のない主張を採用し、原告が証拠をもって立証した事実には一切言及しませんでした。それが、東京地裁の「区長の合理的な裁量の範囲内」という判断の正体です。

・・続く
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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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