練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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非情の判決

ご報告が遅くなって申し訳ございません。去る10月22日、練馬保育園民営化裁判の控訴審判決が言い渡されました。

控訴人(原告)の請求は、

棄却

されました。判決文は、わずか6ページでした。

事実認定は、一審の判断が、ほぼそのまま採用されました。

原判決以上に問題点をはらむ判決です。

一点だけ指摘すると、東京高裁は、横浜裁判の大きな成果のひとつである「保育所選択権」を全面否定しました。これほど重要な問題を、
「なお,児童は,特定の保育所で保育を受ける権利を有するとはいえないから,控訴人らの上記主張は失当である。」を加える。
という一文を原判決の該当箇所に追加する形で、サラッと否定してしまいました。理由には言及がありませんでした。

控訴審では、追加主張として、「保育園の民間委託が本当に経費節減につながるか」という論点を検証しようと試みました。東京高裁の判断は、こうでした。
仮定の短期的試算によっては,人件費を含めた長期的な保育行政の採算性を検証することはできない。
そして、僕が個人的に最もこだわっていた「招かずに済んだはずの混乱を招いた区長の責任」については、
(原判決の)「事実及び理由」欄の「第3 争点に対する判断」に記載のとおりであるから,これを引用する。
高裁は、原判決の判断をほぼそのまま支持するだけでした。事実関係の再検討その他、僕が控訴審で期待していたことは、事実上棚上げのまま、「その余の点について判断するまでもなく」という一文の中に押し込められてしまいました。

あれだけの混乱と、それを招いた志村区長の責任は、司法の世界では「その余の点」だったのか。そんな虚無感、無常に襲われます。

以下は、控訴審判決を受けての僕のコメントです。
この判決に触れ、僕は今、強烈な虚無感に襲われています。 招かなくていい混乱を招いた区長の責任を、司法はどう考えているのでしょうか。 大人たちの安易な行革ごっこに振り回され、深く傷ついた子どもたちの悲鳴に、司法が心を痛めることはないのでしょうか。 今回の判決も、一審同様、「混乱は一時的なものに過ぎず」云々と不当評価しているみたいです。 「一時的な混乱」程度で、他園の親がわざわざ裁判なんか起こすか!と言いたい。 傍聴に来ていただいた方々、ずっとご支援いただいている方々、そして誰よりも、練馬の子どもたち。この人たちの切なる期待に、なかなか応えることができず、申し訳なく思います。 まだまだ終わった訳ではないと思います。子どもたちに少しでもいい社会を引き継げるよう、これからも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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