練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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ピジョンの保育姿勢

ピジョンが練馬区に対し、仕様書の制限を越える退職者が出たことを、昨年11月に報告した文書も情報公開されました。以下に紹介します。



平成18年11月15日

練馬区 健康福祉事業本部
児童青少年部長 犬塚 隆 様
ピジョン株式会社
子育て支援事業部長 (墨塗)

常勤保育士の異動状況について

 平成18年度の「光が丘第八保育園」における常勤保育士の異動状況につきまして以下のとおりご報告申し上げます。
1.退職者状況
 平成18年4月30日より平成18年11月15日までにおける常勤退職者数は5名となります。また、11月30日付にて2名が退職を予定しており、これにより今年度の退職者数は計7名となります。
(1)退職者
※退職日、入社日、、担当、氏名(墨塗)が5名分、一覧表になっています。転記は省略しますが、勤務期間は最長で11ヶ月、中には1ヶ月で退職した職員もいます。
(2)退職予定者
※退職予定日、入社日、担当、氏名(墨塗)が2名分、一覧表になっています。転記は省略しますが、勤務期間は7~8ヶ月です。
2.退職の理由
 退職者及び退職予定者7名のうち、6名は現園長の(墨塗)が就任する以前に採用した者であります。退職者の退職理由と致しましては、4名が体調不良、他の3名は結婚または家族の介護等いずれも自己都合によるものであります。
3.退職者の補充と運営について
 退職者の補充につきましては、退職が見込まれた時点で早期に採用ならびに配置換えを行い対応しました。また、今後については、新規採用ならびに在職中の職員配置の見直しを行い保育園の運営に支障をきたさないよう体制を整えてまいります。



この文書を一読して、笠本が気になった点を以下に述べます。

(1)責任転嫁
文書中「2.退職の理由」の中で、7名のうち6名が現園長就任以前に採用した人物であることをわざわざ明記してあります。つまり、退職者の大半は昨年4月に体調不良で退職した前園長が採用した人物であり、責任は前園長にある、現園長の罪ではない、ということを言いたいのではないかと思います。
ピジョンが責任を押し付けようとしている前園長は、事業者選定の際、ピジョンが自信を持って推した人物であり、選定の重要な要素であったことを、ここで確認しておきます。

(2)退職理由
「体調不良」と「自己都合」が挙げられています。ともに昨年3月末までに8名の常勤保育士の退職者を出した際、理由として挙げられたものです。これは形式的には、改善勧告(平成18年3月17日付)の改善項目第1項「これ以上同じ原因による退職者を出さないこと」に違反します。
民法に従って整理すると、次のようになります。
【民法541条】当事者の一方がその債務を履行しない(=4ヶ月に8名の退職者を出した)場合において、相手方が相当の期間を定めてその履行の催告をし(=改善勧告で「これ以上同じ原因での退職者を出さない」ことを求めた)、その期間内に履行がない(=それ以降も同じ原因で退職が続く)ときは、相手方は、契約の解除をすることができる。
つまり、契約解除の原因になります。
実質的にも、「体調不良」というのは過労を意味し、「自己都合」というのは退職の言い訳を意味することは、過去の経緯から明らかです。保育園というのは女性にとって働きやすい職場で、普通は入社1年足らずで結婚退職したがるようなことはありません。それだけ職場に魅力がないということです。

(3)園運営
「3.退職者の補充と運営について」を読むと、ピジョンの保育に対する姿勢がありありと解ります。つまり「退職者は補充すればいい」。
なぜ退職者が多数出るのか、それを未然に防ぎ、子どもたちのと関係性を如何に維持向上させていくのかという視点が、この報告には微塵も感じられません。保育士を補充すれば「園運営に支障をきたさない」と安易に考えている証左です。
園運営とは、子どもたちが心を思う存分開放して、親代わりである保育士やお友達との人間関係を育める環境を整備することです。ポロポロと歯が抜けるように保育士が退職してしまったら、そんな基本的な人間関係を育むのに支障を生じるのは明らかなんですけど、ピジョンは「補充をすれば支障はない」と考えているようです。

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Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

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