練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

説明会2

7月1日に石神井地区と北町地区の説明会に行ってきました。前日の練馬地区、光が丘地区と合わせ、4会場を制覇した酔狂な野郎は、おそらく僕一人だと思います。それぞれの地区(園)で、それぞれのカラーがありました。

遅ればせながら、2日にわたる説明会で新しく出た話として、以下の2点を追加します。

(4)複数年契約の可能性

光八、向山、つつじ。いずれの園でも、練馬区と事業者とは1年ごとの単年度契約を締結しています。ところが今回の説明会の中で、今後は3年程度の複数年契約を検討していることを、練馬区は明らかにしました。
この複数年契約、地方自治法上は「長期継続契約」というのですが、平成16年の法改正で、対象が広がりました。従来は、電気、ガス、水道、電気通信サービス(電話とかインターネットとか)、不動産を借りる契約などに限定されていたのですが、法改正後は、「翌年度以降にわたり物品を借り入れ又は役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上翌年度以降にわたり契約を締結しなければ当該契約に係る事務の取扱に支障を及ぼすようなもののうち、条例で定めるもの」になりました。はっきり言ってわかりにくいのですが、たとえばOA機器のリース契約、庁舎の管理業務委託契約などを想定した改正です。
そもそも保育園の運営業務委託契約がこれに該当するのかということもありますが、それ以前に、条例で定める必要があるものが、議会の審議を何ら経ることなく、いきなり飛び出してきたことに、多くの参加者がビックリしてしまいました。
練馬区は「保育士の安定的な雇用を確保する」ことを理由に挙げていますが、3年程度の期間では、安定的な雇用の確保とは言えません。保育というのは、10年くらいの長期的なビジョンにもとづき、各年次の計画を立てながら実践されます。保育士の雇用も、最低限その程度なければ、通常なら定年退職までの保障がなければ、安定的なものとはいえないでしょう。
それを練馬区は、3年程度確保したくらいで「安定的」と称しています。笑止。

(5)将来的に指定管理者制度に移行する可能性に言及

これも今までになかった話です。
指定管理者制度というのは、「公の施設」の運営管理の受託が、以前は地方自治体が半額以上出資する法人に限定されていたのですが、それを営利企業やNPO法人にも対象を広げるというものです。やはり平成16年の法改正で新設された制度です。受託事業者に一定の権限を与える反面、指定期間を限定し(通常3~5年)、委託の範囲や選定の手続きなどを条例で定めることを求めるなど、一定の透明性を確保しようとしたものです。
練馬区はこれまで、一貫して公設民営(業務委託)の手法にこだわってきたのですが、指定管理者への移行について言及したのは、今回の説明会が初めてでした。
優良な事業者ほど、この指定管理者制度を嫌がります。というのは、指定期間が限定されていることが、長期的な保育ビジョンの策定や保育士の安定雇用の妨げになるからです。
そもそも指定期間を限定した趣旨は、行政と事業者との馴れ合いを排し、議会のチェックを導入して透明性を図るというものです。
ところが保育園に関しては、この規定が裏目に働きます。つまり、3~5年程度で再度事業者公募、選定のプロセスを経なければならない訳ですから、事業者としても長期的な保育ビジョンや雇用計画を立てづらい訳です。
指定管理者の場合も、指定の手続きや委託する業務の範囲などを、条例で定めなければなりません。つまり議会の関与が必要になります。

いずれの点も、石神井地区の会場で突っ込まれ、行政側が慌てて「まだ検討段階。決定事項ではない」と釈明していました。

複数年契約も指定管理者への移行も、傍聴に来ていた区議さんにとっても初耳だったようです。
議会の議決を要する事項について、議会に何ら相談なく、こういう説明会の場で平気で言及できる。
逆に委託3園の検証結果については、保護者らに何の説明もないまま、議会に報告だけして、終わりにしようとする。

先の車止め強制撤去といい、練馬の行政は、区民や議会をコケにしているとしか思えません。

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://okkaketai.blog75.fc2.com/tb.php/87-c6db0ba0

 | HOME | 

文字サイズの変更

FC2カウンター


無料カウンター

ブログ内検索

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2Ad

Template by たけやん

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。