練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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保護者との合意違反

第一次選定が結論を出す直前、練馬区と光八保護者代表は、第14回対策協議会の席上、以下抜粋の合意文書を取り交わしました。

1の(2)に、選定できなかった場合は「スケジュールを含め協議する」と明記してあります。そしてこの「合意事項」が想定する事態が、まさに発生しました。

ところが練馬区は、保護者との協議を経ないまま、第二次選定を強行する方針を固め、そのためのスケジュールも一方的に決定してしまいました。

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第14回光が丘第八保育園民間委託化対策協議会
平成17年6月25日(土)光が丘地区区民館

合意事項

H17/6/25

1.光が丘第八保育園運営業務委託事業者選定委員会( 以下「選定委員会」という)が適切な事業者を選定できなかった場合、区は以下の措置をとる。
(1)適切な事業者を選定できなかった理由、経緯等を選定委員会として明らかにし、区はそれを公表する。
(2)光が丘第八保育園民間委託化対策協議会( 以下「対策協議会」という)において、上記(1) について報告するとともに対応策を提案し、スケジュールを含め協議する。
(3)受託事業者が決定し委託が開始されるまでの間は、区直営による運営を行なう。

※以下略
---------------------------------------------------

以下に詳述します。
事実関係

平成17年6月11日、第13回対策協議会で、光八保護者代表は、選定委員会が適切な事業者を選定できなかった場合の対応について、選定前に覚書を交わすことを練馬区に求めました。保護者側提案の覚書案は、選定できなかった原因を究明し、今後の課題として生かすための手続きを主な内容としていました。保護者側の意図は、2月10日の被告の所信表明のような、話し合いの余地のない決定事項を一方的に通知されることを避けるものでした。

同年6月25日の第14回対策協議会で、練馬区は「覚書は困難」との認識を示しながら、「対策協議会の中で皆様(保護者側)と合意し、仕切られたことを当然区は遵守する」ことを発言し、保護者代表に合意事項の対案を提示しました。練馬区の対案のなかで、1番の(2)は当初、「~対応策を提案し、協議する」となっていましたが、練馬区は保護者側の求めに応じ、ここに「スケジュールを含め」という文言を盛り込むことに同意しました。

練馬区はスケジュールを含める旨を盛り込んだ趣旨について「要するに、スケジュールは別に決まっていて、それを前提とした対応策では困るということだ。だから、スケジュールも含めていついつまでに対応策を提案するということは結構である」と発言しました。

協議の結果、「合意事項」が双方の同意の下まとめられ、その場で調印されました。

その後、第一次選定で「該当なし」という結果が出たのを練馬区が「選定に至らず」と言い換え、「選定できなかったんだから区の責任で選ぶ」と、落選事業者を対象に第二次選定を行うことを表明しました。

同年7月23日の第15回対策協議会で、この合意を破るのか否かを保護者側に詰問され、練馬区は「破るということではなくて、きょうここで協議をしている」と発言する一方、9月委託は「区としては不退転である」と発言しています。

練馬区は第二次選定を強行し、8月12日にピジョン株式会社を選定して30日に同社と契約を締結、9月1日から同社の園長候補と主任候補を光八に受け入れ、自身が定めたとおりのスケジュールで準備委託を開始しました。

論証

この合意事項に協議対象のひとつとして盛り込まれた「スケジュール」というのは、事業者の公募時期や選定のための期間、契約の時期、準備委託開始時期、本委託開始時期など、光八の運営業務を事業者に円滑に引き継ぐためのものであることは、言うまでもありません。

保護者側代表は、平成16年8月に「翌年4月から委託開始」と突然に告げられ、それが事実上不可能になると、翌年2月の志村区長による所信表明演説で「9月から全面委託」というスケジュールを一方的に通告されてきた経験を持っています。

練馬区が過去に提示してきたスケジュールは不合理に過ぎると考える光八保護者代表は、第一次選定が不調に終わった場合に改めて組み直すであろうスケジュールについて、自分たちの意見を反映させる機会を確保したいという意図を持っていました。今回の合意事項の協議対象として、「スケジュールを含め」という文言の明記を求めたのは、そのためでした。

一方の練馬区は、保護者代表の意図を理解している旨を対策協議会の場で発言した上で、この要求に同意しています。

したがって、合意事項が想定する事態が発生した場合は、被告が提示するスケジュール案をたたき台として、議論を尽くしながら保護者側の意思を反映した最終案を練り上げていくことが、双方の一致した意思であったと考えられます。

ところが練馬区は、その事態が実際に発生したにもかかわらず、「協議をしている」から合意違反ではないと強弁する一方、9月委託は「不退転」と述べ、スケジュールについて一歩も譲る気のない姿勢を強調し、実際にスケジュールの変更には応じないまま9月からの準備委託を開始したのです。

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笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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