練馬の保育園民営化裁判追っかけ隊

練馬区立光が丘第八保育園の委託化をめぐって提起された、住民訴訟の記録です。練馬区のやり方は、理不尽にもほどがある!

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仙台の保育園民営化訴訟、請求却下

仙台の裁判で、仙台地裁は本日、保護者側の請求を「却下」する判決を言い渡したそうです。

産経新聞が伝えています。

「却下」というのは、「門前払い」という意味の法律用語です。審理の結果として請求を退ける「棄却」とは区別されます。

つまり、保育園民営化をめぐって裁判を起こすこと自体が不適法だというのが、仙台地裁の判断です。

仙台で頑張ってきた原告の方々、支援者の方々には、結果に関わらず「お疲れ様でした」と声をかけたいところですが、さすがにこの判決は非情すぎます。保育園民営化をめぐっては、過去に何件も裁判が起こされていますが、すべての裁判(横浜控訴審を除く)では、結果はともかくとして、訴え自体は適法と判断されていました。

ところが仙台地裁の判決は、結局こうです。

保護者は、訴えることさえ許されない。

思えば、保護者側逆転敗訴となった横浜控訴審の判決も「却下」でした。判決文を検討した訳ではないので確たることは言えませんが、仙台もこの流れを踏襲しているように見えます。

仙台裁判には、練馬裁判の原告としての特別な共感があります。提訴時の記事でも書きましたが、仙台も年度途中からの民営化だという点です。当時、僕は「こんなことは絶対に許してはいけない!」と、文字ポイント最大で、しかも赤字で、さらに太字にして訴えました。通じませんでした。

この国は、立法・行政・司法と分立した三権すべてが、子どもを大切にしていない。

仙台裁判が明らかにしたのは、この事実だと思います。

区立施設の民間委託 本当に安上がり? サービス向上なの?

小泉政権による郵政民営化・規制緩和以降、練馬でも保育園、学童保育、図書館などの民間委託が大幅に進められています。

練馬区は人員削減による財政強化、サービスの質の維持・向上を目指すとしていますが、果たしてその実態はどうなのでしょうか? 現場からのレポートをもとに、専門家からの助言をいただき、練馬区が進めている「行政改革」の本質を明らかにします。

日時 9月27日(日)午後1時半~4時
会場 練馬区職員研修所
西武池袋線・地下鉄大江戸線「練馬駅」南口から約8分


大きな地図で見る

第1部;1時半~2時半
各分野からの報告-保育園・学童保育・図書館

第2部;2時半~4時半
「財政悪化もたらし、サービス低下させる民間委託」
山口不二夫・明治大学大学院教授(経済学博士)

「保育園の民間委託で保育士と子どもにダメージ」
山本由美・東京田中大学准教授


資料代;300円

※保育あります。事前にご連絡下さい。保育量実費。
ご連絡は、 nerimasaiban@gmail.com まで

主催;「区立施設の民間委託を考える」実行委員会

「冗談じゃない」はこっちのセリフだ!

読売新聞が、以下の短い記事を配信しています。

小泉さん「自民が『野党ヤダ』なんて冗談じゃない」 (読売新聞)

 小泉元首相は12日、川崎市で開かれた自民党候補の決起大会で「自民党が『長年政権を担当しているから、野党になったらヤダヤダヤダ』(というのは)冗談じゃない。与党を経験したり、野党を経験したりするのも悪くない。民主党だってしょっちゅう批判ばかりしていないで、(与党になって)たまには批判にさらされるのもいい」と語った。

一見、正論だと思います。与党と野党が交代しながら、社会全体のバランスを取っていくという民主主義の基本から見れば、正論だとは思います。

問題なのは、それを小泉さん、アンタが言うのか、ということだと思います。

全国で自民党の苦戦が伝えられています。僕は政治の素人なのでわかりませんが、苦戦の理由はいくつかあるでしょう。安倍晋三元首相の頃の相次ぐスキャンダルの発覚から、麻生総理の失言問題まで、様々な理由を挙げることができます。

でも一番根本にあるのは、小泉さん、アンタが強硬に推し進めた新自由主義的「改革」の評価なんですよ。

小泉さん、アンタが心血注いだ郵政民営化は、結局、サービスの低下を招いただけで終わりそうですね。270円払って速達を郵送したのに、普通郵便とたいして変わらない時期に相手に届く。以前の郵便局ではありえませんでした。

小泉さん、アンタが無定見な規制緩和をしたおかげで、「ワーキングプア」なんて用語が出てくるほど、日本の経済に格差社会が浸透してしまいました。

「民間でできることは民間で」。「待機児童ゼロ作戦」。小泉さん、アンタが一見わかりやすいキャッチコピーを駆使して推し進めた保育園の民営化は、今ボロボロです。

小泉さん、アンタが「構造改革」と称してゴリ押ししてきたことのツケを、次の衆議院選挙に立候補している自民党所属の議員たちが、背負う羽目になっているんです。

本当なら、小泉さん、アンタがやってきたことの評価を、アンタ自身が選挙を通して審判を受けなきゃいけないんじゃないんですか?

小泉さん、アンタは早々に政界引退を表明して、自民党の凋落を高見の見物しているみたいです。自分がやってきたことの評価は、自身が選挙を通じて肌身に感じてしかるべきだと思うのですが、当の本人が、安全なところから他人事のように評論している事実そのものに、妙に腹が立ちます。

川崎裁判の一審判決

川崎裁判の判決が、7月15日に横浜地裁で下されました。

原告の請求棄却

でした。残念です。

保育園民営化をめぐる裁判は、民設民営によるケースがほとんどです。川崎は今のところ全国唯一の指定管理者のケースであり、その意味でも注目されていました。

報道によると、裁判所は、保護者側(原告)の主張に一部理解を示しながら、市の決定を「裁量の範囲内」と結論付けているようです。

毎日新聞

東京新聞

原告は、東京高裁に控訴することを決めたそうです。

現在、その東京高裁で争っている身としては、「ここの裁判所、厳しいよぉ~」と愚痴をこぼしたくなる気分です。

練馬の原告も、そんな折れそうな心を奮い立たせながら、

親として、言うべきことは言わせてもらう

という姿勢で臨んでいます。

川崎の原告のみなさん、とりあえずお疲れ様でした。

そしてこれからも一緒に頑張りましょう。

私はいつも卵の側に立つ

「高く、固い壁とそれにぶつかると割れてしまう卵があれば、私はいつも卵の側に立つ」
そうです、壁がどんなに正しく、卵がどんなに間違っていたとしても、私は卵の側に立ちます。

これは、小説家・村上春樹氏が今年2月15日、イスラエル最高の文学賞とされる「エルサレム賞」を受賞したときの演説の一節です。

2月の出来事を今頃になって知るなんて、笠本は遅れてると反省しきりなのですが、僕はこの一節に触れたとき、思わず「これだ~、ビンゴ!」と快哉を叫びたくなりました。

「高く、固い壁」=「練馬区」
「卵」=「保育園の民間委託にさらされた子どもたち」

と読み替えたら、これはそのまま僕の心情と合致します。そして、全国で保育園民営化の嵐と闘う親たちの心情とも、おそらく合致すると思います。

子どもたちを泣かせるやつは、許さない
法律がどうだろうが、世間がどうだろうが、許さない

正しいかどうかの問題ではありません。子どもたちの小さな心を守る。ただ、それだけです。僕は親です。だから子どもの側に立ちます。正しかろうが間違っていようが、子どもの側に立ちます。

保育園の民営化・委託化の合理性とは別の議論として、純粋に親の心情として感じるところがあったので、思わず反応してしまいました。

ちなみに、僕は文学の世界に疎くて、同氏の小説を読んだことがありません。一般教養として「ノルウェイの森 」とか「ダンス・ダンス・ダンス」を書いた人だという知識しかありません。でも同氏のこの一節だけで、いっぺんに好きになってしまいました!

※演説全文の英語原文と日本語訳を、読売新聞のサイトで見つけました。ご参考まで。

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プロフィール

笠本

Author:笠本
原告の一人でした。裁判の結果は僕たちが望むものではありませんでしたが、一方で、信じられないくらいたくさんのご支援・ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。僕たちの足跡が、今後同様の問題に悩む保護者のみなさんに、少しでもお役に立てればと思い、このブログを記録として残します。

ぜひ読んでください!

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